
小山町は富士山の麓に位置し、冬季は氷点下まで気温が下がる厳しい寒さが特徴です。工場や倉庫の外灯設備には、凍結や積雪に耐える耐久性が求められます。本記事では、小山町の気候特性を踏まえた電気設備の選び方について、静岡県御殿場市で50年以上の実績を持つ株式会社内海電機商会が解説します。電気工事の詳細はこちらからご確認いただけます。
目次・メニュー
株式会社内海電機商会
静岡県御殿場市に拠点を置き、1971年の創業以来50年以上にわたり電気工事・空調設備工事を手がけています。御殿場市・小山町・箱根町を中心に、公共施設の外灯工事や長寿命化改良工事、商業施設・工場のLED化工事など、年間100件以上の施工実績があります。第一種電気工事士の資格を持つ技術者が在籍し、地域の気候特性を熟知した提案力が強みです。
小山町の冬季気候と電気設備への影響
気象データから見る小山町の冬
小山町は富士山麓の標高約500〜600mに位置し、御殿場市と隣接する地域です。気象庁のデータによると、御殿場地域の冬季(12月〜2月)の平均気温は2〜3℃、最低気温は氷点下になる日が多く、1月の平均気温は0.5℃まで下がります。
「参照:Climate-Data.org 御殿場市の気候データ」
特に工場や倉庫が多く立地する平野部では、朝晩の冷え込みが厳しく、路面凍結や設備の凍結リスクが高まります。積雪量は市街地で5〜10cm程度ですが、寒波到来時には10cm以上積もることもあります。
凍結・積雪が電気設備に与えるリスク

冬季の厳しい環境は、電気設備にさまざまな影響を及ぼします。
配線部の凍結
リスク:配線接続部に侵入した水分が凍結し、断線や絶縁不良を引き起こします。
対策:防水処理とシーリング材による密閉が必要です。
照明器具の劣化
リスク:積雪による荷重や融雪時の水分侵入で、器具本体やレンズにダメージが生じます。
対策:高いIP等級の防水・防塵性能が求められます。
電源部のトラブル
リスク:屋外電源ボックス内の結露や凍結により、ブレーカーやコンセントが故障する可能性があります。
対策:防湿型の電源ボックス設置が有効です。
冬季に強い外灯・LED照明の選び方
低温環境でも性能を発揮するLED照明
LED照明は蛍光灯と異なり、低温環境下でも瞬時点灯が可能で、明るさの立ち上がりが早い特性があります。パナソニックの低温倉庫用LEDベースライトは、-40℃の環境下でも光束維持率を保つ設計となっています。
「参照:パナソニック 低温倉庫用照明器具」
工場や倉庫の外灯には、以下の性能を持つLED照明がおすすめです。
防水・防塵性能の見極め方
屋外照明の防水・防塵性能は、IP(International Protection)等級で表されます。IPコードは「IP65」のように表記され、前半の数字が防塵性(0〜6)、後半が防水性(0〜8)を示します。
小山町のような積雪・凍結地域では、最低でもIP55以上、理想的にはIP65以上の照明器具を選ぶことをおすすめします。
積雪対策を考慮した設置のポイント

取付位置と角度の最適化
外灯の取付位置は、積雪時の視認性と雪の荷重を考慮する必要があります。
照明器具本体に雪が積もりにくいよう、下向き照射を基本としつつ、照明面が地面に対して垂直または斜め下向きになるよう設置します。壁面設置の場合は、建物から30〜50cm程度突き出した位置に取り付けることで、軒下からの落雪による破損を防ぎます。
ポール照明の場合、地上高4〜6mに設置することで、除雪作業時の干渉を避けつつ、十分な照射範囲を確保できます。
配線・電源部の凍結防止
配線接続部は、防水ボックス内で処理し、配線の入線口には防水グロメットを使用します。屋外電源ボックスは、防湿・防雨型(IP55以上)を選定し、内部に結露防止用のヒーターや通気口を設けることで、凍結リスクを大幅に低減できます。
地中配線を行う場合は、凍結深度(小山町では地表から約30〜50cm)より深い位置に埋設し、配管内への水分侵入を防ぐため、配管両端をシーリング材で密閉します。
工場・倉庫におすすめのLED照明タイプ

高天井用LED照明
天井高5m以上の工場・倉庫には、高天井用LED照明が適しています。水銀灯400Wクラスの代替として、消費電力70W程度のLED照明で同等以上の明るさを実現できます。
岩崎電気のLEDioc HIGH BAYシリーズやアイリスオーヤマの高天井用LED照明は、-20℃の低温環境でも安定動作し、防塵・防水性能IP65を備えた製品が多数ラインアップされています。
「参照:アイリスオーヤマ 工場倉庫向けLED照明」
外周・駐車場向け投光器
工場・倉庫の外周や駐車場には、広範囲を照らす投光器が有効です。LED投光器は従来のハロゲン投光器と比較して約80%の省エネを実現しつつ、長寿命(40,000時間以上)でメンテナンス頻度を削減できます。
人感センサー付きモデルを採用すれば、必要な時だけ点灯するため、さらなる省エネと防犯対策を両立できます。
導入費用の目安とランニングコスト
初期費用の内訳
工場・倉庫の外灯・LED照明工事の初期費用は、施設規模や既存設備の状況により変動しますが、一般的な目安は以下のとおりです。
※上記は参考価格であり、実際の費用は現地調査後のお見積りとなります。
省エネ効果と回収期間
水銀灯400WからLED照明100Wへの更新により、年間の電気代削減効果は以下のように試算できます。
例:10台の照明を年間3,600時間(1日10時間×360日)点灯する場合
水銀灯: 415W × 10台 × 3,600時間 × 27円/kWh = 約403,000円/年
LED: 100W × 10台 × 3,600時間 × 27円/kWh = 約97,000円/年
年間削減額: 約306,000円
初期投資が1台あたり100,000円(本体+工事費)×10台=1,000,000円の場合、投資回収期間は約3.3年となります。
さらに、LED照明は水銀灯と比較してメンテナンス頻度が大幅に減少するため、ランプ交換費用や作業人件費の削減も期待できます。
まとめ
小山町の工場・倉庫向け外灯・電気設備は、冬季の凍結・積雪に対応した選定と施工が重要です。-20℃以下の低温環境でも性能を発揮するLED照明、IP55以上の防水・防塵性能、そして適切な設置位置と配線処理により、厳しい冬季環境でも安定した照明環境を維持できます。
株式会社内海電機商会は、小山町・御殿場市エリアで50年以上の施工実績を持ち、地域の気候特性を熟知した電気工事業者です。現地調査から施工、アフターメンテナンスまで一貫してサポートいたします。会社概要はこちらからご確認いただけます。
冬季対策を含めた電気設備の新設・改修をご検討の際は、お気軽にご相談ください。





